2022/07/31 20:09

このブログを読んでくれている読者の方は、ハウルの動く城を見たことがあるだろうか。

冒頭、ヒロインの18歳の女の子が父親の遺した帽子店を切り盛りしていて、

店内にあるアトリエで帽子を縫製している縫ったりしてるシーンがあった。

まだ、縫製の仕事につく前に見た映画だったが、とても心に残ったのを覚えている。

こんな風に仕事ができればいいな、と思ってたかもしれない。

私はチームワークをとるようなスポーツ(バスケ、サッカー、野球など)はとても苦手で、

陸上競技のような個人で行う競技の方が自分には合っていると思っていた。

それというのも、チームの中で自分の役割を見出し、

周囲の人と協調して動くことが大の苦手だからだ。

だからハウルの動く城で見た、

一人アトリエで作業をすることに憧れてたのかもしれない。

フラワーアーティストの東信さん(JARDINS des FLUERS)は、

個人に向けてカウンセリングをして、

提案する方法(オートクチュールのようは手法)で、お客さんに花を提供している。

東さんは、自身の畑を持っていて、種から花を育ている。

「情熱大陸」で特集されていた時に、

東さんはとても楽しそうにその畑を耕しながら、「ここから自分の花を育ている」と笑顔で話していた。

これまた、なぜかそのシーンが鮮明に記憶に残っている。

と、まあ色々と書いたのだが・・・

私は生産管理という仕事を長年してきた。

その仕事は段取りをして、別の誰かに商品を縫ってもらうことを依頼する仕事だった。

けど、正直あまり心から笑顔で楽しいと思える仕事ではなかったような気がしている。

結局のところ、私は自分の手で色々なことがしたいんじゃないか、

という気持ちが潜在的にあるんだと思う。

だから、手仕事をしている人たちが気になるし、

一度見ると忘れられなくなるんだな、と。

結局、手仕事が好きっていう話。



↑ハウルの動く城の縫っているシーン。最高ですね。