2020/11/02 21:21
某男性アイドルのPV撮影が終わり(前回のブログ参照)、
新しい年になってからも、立て続けに師匠の元に衣装作成の案件が入ってきた。
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前回の作品がとても好評で褒められたことに加え、TVで見るタレントさんが自分が作った服を着て、
TVやCMに出ていることにテンションぶち上がりで、服作りへの情熱は最高潮になっていた。
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次に話がきたのは某有名女性アイドルグループだった。
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そのアイドルのプロデューサーと師匠は以前にも仕事をした仲だったそうだ。
(世界を旅した芸人さんのCD発売の際にスタイリングを携わり、しかもそのCDがかなり売れたらしい。)
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本当に師匠は偉大であり、多彩である。
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余談であるが、この衣装作成を頻繁に行っていた時期くらいから、私は東京に再び住み始めることになる。
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・・・というよりは、東京に家がないため、事務所で寝泊まりしていた。
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タレントさんの衣装というのは、納期までに時間がないのが通例であり、
今回も例に漏れず、時間が全然なかった。
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徹夜、徹夜でデニムを加工や縫製をしてなんとか間に合わせたと言う感じだった。
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初お披露目の場所として、代々木のライブ会場を抑えていたようで、
当日完成した物を会場まで持っていき、ようやく私の役目は終了となる。
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この衣装もとても評判が良かったので、嬉しかったのを今でも覚えている。
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事務所で寝泊まりして、眠る時間も取ることなく、
作業し続けて、クタクタなはずなのに、納期の日は興奮して、疲れも感じないから不思議だ。
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完成した服を人に着てもらうことに、嬉しさ、やりがい、達成感を感じている。
僕の服作りの情熱の源なのかもしれない。