2020/08/30 18:30

今日は寮で出会った大切な友だちについて少し書いていこうと思う。

衝撃的な入学式を終え、寮に帰ってきてホッと一息をついていたら、

寮母さんに「同じ学校の生徒がいるから紹介するわよー。」と言われ、これから同じ寮で生活を共にする仲間を紹介してもらった。

一番最初に紹介してもらったのは、一学年上のヒロさん。

彼は本当に努力家で、ほぼ毎日夜の2時間くらいしか寝ずに、ずっと食堂で作業しているような人だった。

(後にヒロさんに影響され、同じように食堂で同じ時間作業することになる。)

次に紹介してもらったのは、同級生のリョースケ。

彼はとても絵が上手く、高校生の時からオリジナルのTシャツのグラフィックなどを書いた。

なんて意識が高いのだろう。高校生の時の私と言えば・・・(割愛)。

絵など全く書いたことがなかった私は、よく絵の書き方を教わっていた。

次は同級生のショータ。

彼とは空手という共通の特技がきっかけで話すようになり、すぐに仲良くなった。

よくお互いの部屋で、「洋服とは」みたいな答えのない話をよくしていた。(男の人はこういう話が好きだ。)

アットホームな寮だったため、ここに登場して来ない人たちとも仲良くしていて、

よくみんなで食堂でご飯食べたり、一緒に大浴場入ったりして過ごしていた。

合宿みたいでとっても楽しかった。今でも良い思い出として鮮明に記憶に残っている。

学校を卒業した今でも、たまに連絡を取り合ったりして、近況を話している。

あの寮で出会ったみんなはそれぞれアパレルなどの業界で活躍している。

さて、いよいよ学校が始まった。

ドキドキしながら朝の満員電車にリョースケたちと乗り込み、学校へと向かった。

慣れない土地での一人暮らし。

一緒に通学できる人がいると、なんて心強いんだと思いながら通学した。

私は1年7組に振り分けられた。

そしていざ、クラスのドアを開けた。入った瞬間から圧倒された。

色んな人がいて、髪の色も、服装も、入学式で見たのと変わらないくらい活気に満ち溢れていた。

けど、流石にバンダナとかドゥーラグ巻いてる人はいなかった。(当たり前か)

田舎から来たという劣等感や同級生の活気に圧倒され、私はなかなか友達を作れずにいた。

高校卒業して、工場勤務をしていた、少し歳が違う私と話が合う人も見つけられず、少し孤独を感じていた。

けど私には寮の友だちがいた。

毎日帰ったら、仲間が食堂にいて、話をして、ストレスを発散するという日々が毎日のように続いていた。

完全に同級生をライバル視していた私は、みんなに負けられない!!!!!

と思い、食堂で深夜まで作業していたヒロさんと一緒に過ごし、朝が来ると満員電車で通学を乗るという日々を過ごしていた。